発達障害の特性をもつ子どもに対するソーシャルスキルトレーニング(SST)の効果は広く示されているが(引用),SSTを学ぶ基礎として姿勢保持や衝動性のコントロールなどが必要になる。企画者・発表者らは,包括的発達支援プログラムとして,子ども対象のプログラムとしてSSTとヨガを組み合わせ,また保護者対象に保護者会を組み合わせたプログラムを2019年度にスタートした。2020年度から2年間,新型コロナ感染症の影響により,このプログラムをオンラインで行っている。本シンポジウムでは,小学生6名を対象に2021年度にオンライン上で行ったSST,ヨガ,保護者会の取り組みを報告し,オンラインで行う発達支援プログラムのメリット・デメリット,工夫等を報告することを目的とする。 飯田順子 川崎知已 太田千端