教育課題が複雑化・困難化している中で、「チームとしての学校」が求められている。教育を、学校だけで完結せずに、「学校」の限界を、教育の限界にしないために、教職員と、多様な背景と専門性を有する人材とが、子供を育てるパートナーとして手を携えた「チームとしての学校」をどのようにつくっていくのかを論じた。特に、「チームとしての学校」に息を吹き込むキーワードを、「切迫した必要感」「専門家と協働する目的の絞り込み」「協働する際の各立場の役割分担の明確化」「協働による成果・効果の根拠ある手応え」として事例等をもとに解説した。教職研修2020年3月号〈特集:かけ声だけの「チーム学校」からの ステップアップ 〉