執筆担当部分は、第2章「社会科系教職志望学生のアカデミック・スキルズをめぐる問題」(pp.144-58) 。
他の執筆者は、北本正章・益井岳樹。
本論では、社会科系教職志望学生の資質低下の問題をめぐって、学生生活全般における基礎学習、大学での学びの技法であるアカデミック・スキルズ形成の視座から考察を加えた。
担当した第2章では、自身が指導に携わっている「公民科教材論」の受講者を検討対象とし、社会科系の教材研究を行う上でも要件となる「文献情報検索・収集スキル」・「リーディング・スキル」の2つのアカデミック・スキルズに焦点化し、関連するアンケートを手がかりに、彼らのアカデミック・スキルズの不足について論じた。