「相互作用に着目したクチコミ研究の系譜と展望―関係性パラダイムでのクチコミ活用に向けて」
受発信者の相互作用性に着目した80年~90年代のクチコミ研究をレビューし、クチコミを活性し影響力を高める要素をまとめた。それら要素間には交互作用を有するものがあること、今後の研究課題として、未だ検証されていない要素間の交互作用の検証、消費者間のクチコミ研究成果が売り手と買い手の関係性指標として活用可能かどうかの検証、といった点にあることを示した。
『商学研究科紀要』 第59号、43-57頁、早稲田大学大学院