IG VII 53とメガラにおけるペルシア戦争の記憶の継承
歴史叙述の場と記憶 (科研費合同研究会)zoom meeting
ペルシア戦争からおよそ800−900年後、ギリシア側の同盟国の一員として戦争に参加したメガラにおいて、ペルシア戦争の戦没者を追悼する記念碑が再刻・再建された。再建事業は、メガラのおそらくアポロン神殿の神官ヘラディオスによっておこなわれ、碑はもともと設置されていたと思われる市の中心部に建立された。この碑を出発点として、ギリシア世界において、ペルシア戦争から時間が経ってから記念碑が建立され、記念祭典が創設される意味と背景について考察した。
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