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Basic information

Name KAWASAKI, Tomoki
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code
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Title

職種連携を促進する校内体制とは ― 校内コーディネーター,管理職,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーの実践から―

Sole or Joint Author

Joint Author

Date of Issue

2019/09

Conference Presentation(name)

日本教育心理学会

Summary

学校では不登校の問題やいじめ・暴力行為の低年齢化など,生徒指導の問題が深刻な状況が続いている。その背景に,SLDやADHD,ASDなどの発達障害など子どもの特性が関係している場合や,うつ病や不安障害などのメンタルヘルスの問題が関係している場合もある。また近年,子どもの貧困の問題もクローズアップされているが,経済的に困窮している場合や,虐待的な養育が見られる場合など,家庭の福祉的なニーズが高い場合もある。こうした多様な背景が,不登校やいじめといった学校の生徒指導上の問題に関わっている場合も多く,これらの問題状況に対して,従来の生徒指導や教育相談という教員の役割を中心とする対応に加えて,心理の専門家であるスクールカウンセラーの配置(平成13年度よりスタート)や,福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカー(平成20年度よりスタート)の配置が行われた。これにより,学校では子どもの援助に関わる専門職が複数配置されつつあり,“多職種連携”が現実のものになりつつある。子どもの問題状況が複雑化・深刻化するなかで,それぞれの専門家が自らの専門性を発揮し,子どもを中心として役割を果たすことは欠かせないことであり,それは学校の援助機能を高めることにつながる動きであると考えられる。そこで,効果的な多職種連携の実現のために,効果的な連携に必要なことを,学校管理職の立場から論じた。

Subject1

特別支援教育

Subject2

Subject3