今後の研究計画:
ここ数年は、公共政策としての会計のあり方を探っている。①+bとして、公共社会の在り様と
会計制度(基準)設計、②+bとして、公共社会に対する経営者の価値観と経営・会計行為、
③+bとして、公共社会における組織の評価理論などの課題である。断片的に数本の論文を書き、
また、大学院や学部3年生および4年生向けの授業で実験している。このような研究の総体を
「公共会計学」と称し、それが会計学研究アプローチの一つと成りうるのか否かを確認することを
目的として、計画・実行しているところである。
公共社会のあらゆる場面で日々行われる我々の行為の蓄積が社会の在り様を決定するのであるから、
結局のところ、ひとり一人の公正性を主とする倫理観・道徳観の醸成こそ、私を含め精進することの
大切さに思い至った。