本研究では,ラケット操作の重要性を教示せずに行った授業(以下,従前授業),ラケット操作の重要性を教示した授業(以下,改善授業A),改善授業Aの内容に加え実際にリフティングのドリルを毎授業行わせた授業(以下,改善授業B),以上3つの授業方法を比較することにより有効性を検討することした.分析の結果,有意な交互作用が認められたので,各要因の単純主効果の検討を行った.その結果,時期の効果についてはすべての授業で確認された.授業間での比較では,Postにおいて改善授業Bは従前授業および改善授業Aよりも有意に高い結果であった.このことから,改善授業Bは他の授業と比較しサービス能力の有意な向上が認められた.