「広告の相互作用性によるブランド・リレーションシップ管理の可能性」
日本広告学会2005年度第4回関東部会研究会、東京富士大学
消費者とブランドとの関係構築において、両者の相互作用が重要だと指摘されてきたが、相互作用の成立要件は未だ明らかでない。そのため、関係性マーケティングにおける広告の議論も限定的であった。Gronroos (2004) から、相互作用性をコミュニケーション・プロセスと捉えるという知見を得た。従って、関係性管理を目的とした広告もプロセスを考慮する必要がある。これをブランド・リレーションシップ管理プロセスの概念モデルとして示した。