本報告書は、米国会計検査院のアンケート調査を参考に、企業経営者、監査役・監査委員会、監査事務所を対象として監査事務所のローテーション問題に関するアンケート調査を行い、その結果を統計的に分析しまとめたものである。なお、本報告書はⅢ部と資料(全374ページ)から構成されている。共著者:高田敏文、伊豫田隆俊、及川拓也(Ⅰ-3-1、Ⅲを担当)など12名Ⅰ-3-1「監査事務所向け単集計結果 監査人の知識と経験」,pp.162-167. (単著)本稿は、監査事務所のローテーションが上場企業における財務諸表の重要な虚偽表示を発見する能力にいかに影響を与えるか、について、監査事務所に対して行ったアンケートの回答結果を分析し、まとめたものである。Ⅲ「監査事務所のローテーションについての先行研究」,pp.272-273.(単著)本稿は、監査事務所のローテーション問題に関する先行研究の要約を翻訳したものである。