情報ネットワークとITガバナンスとの関係性についての論考
情報経済社会はわが国の経済発展と情報化を同時に進行させる重要な社会システムである。ただこの社会を進展させるには様々な障害が存在している。一つの要因として挙げられるのは組織における情報共有の限界である。この阻害要因として考えられるのは組織のコミュニケーションのあり方とそのコミュニケーションを貫徹させる情報ネットワークの限界である。本稿ではその問題点を抽出し、特にITガバナンスから情報ネットワークの在り方を検討することで情報経済社会の新たな可能性を模索する。
愛知産業大学経営論叢11号