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Basic information

Name OGURO, Takeshi
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code
researchmap agency

Title

A WH-Imposter in Japanese

Sole or Joint Author

Sole Author

Date of Issue

2019/10

Conference Presentation(name)

The 43rd Annual Meeting of the Atlantic Provinces Linguistic Association 2019, held at University of New Brunswick, Fredereicton, New Brunswick, Canada

Summary

Imposterと呼ばれる言語表現がある。これは教員が自分のことを指して「私」ではなく「先生」と言うようなもので,概念上の人称と文法上の人称が異なっているものを指す。Imposterは家族構成員「パパ」や職業に関するもの「本官」などが典型的であるが,本発表では「誰が行くものか!」などの「ものか」修辞疑問文に生じるWH表現「誰が」がimposterとして機能していると論じた。通常の疑問文においては「誰が」は「そのひと」を束縛できるが「ものか」修辞疑問においてはそれが不可能であり,独自の振る舞いをすることを示した。また,通常の疑問文においては「誰が(来るの)かね?」と省略できるが「ものか」修辞疑問においては「*誰が(来るもの)かよ!」とはいえず「誰が(来るものか)よ!」ということから,「ものか」修辞疑問の「誰が」は「か」主要部であるCPよりも上位の位置に移動していることを示し,これは「誰が」が発話行為投射に移動して話者の資格を得ているためだと論じた。


Subject1

Subject2

Subject3