『広告における記憶研究に関する一考察』

日本商業学会関東部会

広告記憶研究は心理学を基礎としたものだが、どの記憶モデルも実際の記憶メカニズムについて十分に説明できていない。記憶では初段階である「注意」が重要であり、この点からこれらのモデルを検証し、脳科学を取り入れ再検証を行った。その結果、記憶構造が文化・環境に依拠し、聴覚情報が記憶に残りやすいことがわかった。そして、日本語及び七五調のリズムは日本人に対して体から生じるリズムは同調しており、効果的な広告手法であることが明らかとなった。