いかに世代間交流を促進させるか―Free rider型、Giver型、Balance型への社会関係資本、健康関連の影響―
著者:戸川和成・稲葉陽二。本論文は、手助けや悩み・心配事を通じた世代間交流と健康、ソーシャル・キャピタル(住民同士つきあい、信頼、互酬性)の関係を、長野県、東京都、神奈川県の主要都市のデータを用いて分析した研究である。それによれば、住民同士のつきあいや住民の人々に対する信頼が醸成されている地域では、世代を超えた人々(高年層と若年層)の間の世代間交流が活発である。
政経研究