学会発表「〈関係イメージ〉の生成――『歩きながら撮る』四国遍路のビジュアル・ナラティヴ調査を事例として」
第12回日本質的心理学会大会, シンポジウム「ビジュアル・ナラティヴの方法論と多様なこころみ」(於:宮城教育大学)
本発表では、2015年夏に後藤が香川県の遍路道を歩きながら撮影した際の映像を分析することで、以下のリサーチ・クエスチョンを考察した。(1)カメラの動きによって「イメージ」はいかに変化するか。(2)撮影者と被写体の相互作用によって、どのような「イメージ」が生成するか。この問いに、ジル・ドゥルーズの「運動イメージ」の哲学とドキュメンタリー映像制作の現場で台頭してきた「セルフ・ドキュメンタリー」実践の視座から答えた。