学会発表「四国遍路のポリフォニー――交響する声と遍路の民衆文化」
第11回日本質的心理学会大会, シンポジウム「現代の聖地巡礼ともの語り――時代と文化を超えて」(於:松山大学)
"本発表では、遍路(巡礼者)と接待者(四国の地域住民)のナラティヴ(もの語り・語り方)を検討することで、両者の「社会的相互作用」及び「他者を鏡にした自己像の変容」がどのようなものであるかを考察した。具体的には、これまでの調査で得られた遍路と接待者の語りや実践の具体的データを、社会言語学者ミハイル・バフチンの対話理論を手がかりにして分析した。"