「経営史研究における『文化』の概念」(査読付)
本稿は、現在に至るまでの経営史研究において、「文化」という概念がいかに論じられてきたのかを考察したうえで、これまで述べられてこなかった文化の概念を提示し、それを取り入れたアプローチの可能性を検討するものである。本稿において、文化は本来長期にわたって形成されるものであるため、そのダイナミックな部分を歴史的に分析することには大きな意義があることが強調された。
『経営学研究論集』(明治大学大学院)
第32号、pp.39-54.