両利きにおける2つの活用と業績の関係性-日本のゲーム産業による実証分析-
2022年度組織学会研究発表大会
本論文では、日本のゲーム産業における1997年から2019年までの647の企業―年度データを用い、反復的・漸進的活用と探索の業績への関係性を分析した。その分析結果から、両利きの割合が高いほど業績は高くなることを実証した。さらに、探索の割合が低い企業は活用に占める漸進的活用の割合が高くなるほど業績が高くなることを実証した。本研究の分析結果は、探索と活用の関係性に新たな示唆を与えた。