[博士論文 4章 所収]
プロジェクトに対する各個人の貢献が把握できない時に、マネージャーはどのように利潤を配分すればよいのか。本稿では、ナッシュ均衡において任意の生産関数のもとでプロジェクトごとの利潤の合計が最大となるような各個人の時間配分(以下Efficiency)を誘引するメカニズムを、2人組のプロジェクトに焦点を当て理論的に考察し、任意の生産関数に対しEfficiencyを満たすメカニズムの必要十分条件を導いた。更に、いくつかの望ましい属性を満たすEfficiencyなメカニズムについても特徴づけを行った。 (共同研究につき本人担当部分抽出不可能)
共著者:Ruben Juarez and Kohei Nitta