Economics as an agent-based complex system: toward agent-based social systems sciences
『複雑系としての経済学』(2000)を基盤としつつその後の研究成果を問い入れ、個々の主体の活動から、人間社会の価値形成のありようや意思決定の課題を明らかにすることを試みている。そのために本書では筆者によって導入された2つの数学的フレームワーク、社会学習動学の理論と、交換代数による経済交換の代数的公理化が用いられている。
Springer-Verlag