ノバスコシア州ハリファックス市:ダイバーシティを受け入れる都市
カナダで「多様な都市」というと、一般にトロント、モントリオール、バンクーバーが頭に浮かびます。しかし、私の故郷であるノバスコシア州のハリファックス市も実に多様な都市です。私は1989年から1993年までハリファックス市のセントメアリーズ大学で学び、ファイナンスとマーケティングの2つの専攻で商学士号を取得しました。セントメアリーズ大学は北海道教育大学函館校と国際学術交流協定を結んでおり、大学在学中には、日本の学生はもちろん、香港、シンガポールの学生たちとも友達になりました。これが、私にとって、西洋以外のバックグラウンドを持つ人々との継続的な交流の始まりでした。
スポーツを通じてダイバーシティを経験する
1993年7月、私は、日本交流教育(JET)プログラムのメンバーとして岩手県二戸市に配属され、3年間滞在しました。その間、青森県の三沢米軍基地の在日米軍のラグビーチームである三沢スノーデビルズとラグビーをするというユニークな体験をしました。スノーデビルズでは選手が足りないときに、日本の自衛隊員がメンバーとして参加することもありました。これは本当に国際的な経験となりました。その経験で私は、在日米軍の選手と自衛隊のメンバーの両方に受け入れられたと感じました。