本報告は、日本とモンゴルの関係についてである。2017年2月24日をもって日本とモンゴルは45周年の外交関係となっている。1970年代以降、モンゴルの外交政策は、アジアとグローバル社会において拡大している。経済的、軍事的、政治的な大国、中国とロシアの二大国に完全に囲まれた内陸国家であるモンゴルは「第三国政策」を通して世界各国と二国間と多国間の関係を拡げている。地理的な面で日本はモンゴルの一番目の第三国となっている。1996年に先立って、日本とモンゴルは「包括的なパートナシップ」を作るという目標を設定した。2010年にこの外交目標を引き上げるため、両国の相互関係を「戦略的なパートナシップ」と呼ぶようになった。
2013年以降この戦略的なパートナシップは3つの柱に基づいている:①政治と安全保障、②経済、③人材交流ということである。経済的な面において、日本とモンゴルの貿易関係が絶え間なく拡大している。7回の交渉の後、2016年6月7日をもって日本・モンゴル経済連携協定EPA(Economic Partnership Agreement)が締結された。この日・モEPAの目標は貿易と投資を自由化することによって日本経済再生とモンゴルの持続可能な経済発展をもたらすものである。今後も、日本とモンゴルは強固で豊かな関係を維持していくべきであろう。