(数理モデルの構築及び定理の証明を担当: 著者「Take-Yuki Nagao, Antoine Bossard」)
インターネットのように成長するネットワークでは,ノード数が時間とともに無制限に増えるというノード数の不定特性がある.このような増大するネットワークを時間依存グラフで表現し,クライアントとサーバ間のデータ転送量を記述するTFGM(Time-Dependent Graph Model)を提案した.応用例として,単一サーバへのポーリングによるデータの配信を行う際に,複数のクライアントがアクセス時間を分散させた場合の データ転送量を厳密に評価する不等式を導出した.