講義ビデオ提示システム設計者のための数学的枠組み
(数理モデルの構築を担当: 著者「長尾雄行,森口聡子,土屋陽介」)講義ビデオのストリーミング配信が可能になったことで,講義ビデオの提示システムを開発することに興味を持つソフトウェア開発者が増えている.本稿では,このような開発者がシステムの機能の検討のために利用することを目的に,蓄積された複数の講義ビデオの依存関係をグラフと高階関数で厳密に表現する手法を提案した.応用例として,学習者が効率よく視聴スライドを決定する問題がナップザック問題として定式化可能であることを示した.
産業技術大学院大学紀要
Vol. 5pp.141-146