鼎談 戸室健作・山本一輝・栗原康「鼎談 ブラック社会を生きる若者たち」
『文芸ラジオ』2号、102-112頁。
ブラック企業が広がっている原因として企業別労働組合の問題について言及するとともに、現在、新たに個人加盟組合の動きが目立ってきていることを紹介する。山形大学では、労働問題を自分で解決していくためのスキルを具体的に身につけてもらうために、連合山形の寄付講座を開設したことを述べる。若者の意識に関しては、確かにヨーロッパのようにストライキなどは活発ではないが、「ニート」と呼ばれる若者の出現は、日本における、ある種のストライキと捉えることもできるのではないかと、問題提起を行う。