書評 「書評 伍賀一道『「非正規大国」日本の雇用と労働』新日本出版社、2014年」
『社会政策』7巻3号、156-160頁
2000年代に入り「格差社会」や「ワーキングプア」等が大きな社会問題になり、今日に至っている。この間、非正規労働(中でも偽装請負や派遣労働)の在り方について、第一線で批判的論考を発表し続けてきたのが伍賀氏であり、それらの成果を一冊の単著にまとめたものが本書である。拙稿では伍賀氏の著作について内容を紹介し、意義を3点、気になった点を2点述べた。