岐阜アパレル産地における企業家活動
企業家研究フォーラム春季研究会(企業家ミュージアム)
岐阜アパレル産地の企業家である足立幸太郎と廣田孝之を事例として、立地に対する考えや経営理念等を比較することにより、地域企業家の特性について論じた。足立は非需要地立地の岐阜を不利条件として、リードタイム短縮の事業システムを構築した。一方、廣田は電子計算機センターの設立など産地のインフラ整備に注力した。このことから、産地資源の認識や長期的戦略において、足立は企業内に、廣田は企業外に企業家精神を発揮したことを明らかにした。