質問主意書の答弁書作成過程
衆議院・参議院の両事務局が質問主意書を受理してから、政府において答弁書が作成され、答弁書が衆参事務局から議員に手交されるまでの政策過程を明らかにした。この政策過程について、学術的に明らかにしたのは本論文が初めて。答弁書作成過程の特徴も併せて示した。それにより、質問主意書の答弁書作成過程及びその特徴が、国会議員によって強制される行政機構総体の意思表明手続といえることを示した。査読あり。
明治大学大学院政治経済学研究科『政治学研究論集』
第28号39~58頁