相続税法における信託課税関係規定の変遷と受益者の意義
本稿では、相続税法の信託課税関係規定における受益者とは「信託による利益を現に有する地位にある者」とする名古屋地裁平成23年3月24日判決のような理解が解釈論として成り立ち得るのかという疑問を出発点として、改正の経緯等を掘り起こすことにより、相続税法の信託課税関係規定における受益者の意義について考察をするものである。
(社)アコード租税総合研究所 アコード・タックス・レビュー
3号pp.38-55