会計基準の国際的多様性とその評価構造モデル
H.ガーノン・G.K.ミークによれば、1国の会計を形成する主要な会計変数の個別的な特徴を基準として、世界の会計は3つの会計モデルに分類できる。このような会計モデル基準が利用者ニーズの充足の観点から「公正妥当な企業会計基準」として社会的に認知されるための評価基準は、会計の本源的機能を評価する「真実性基準」が起点となるが、実際に機能するのはその社会的機能を評価する「有用性基準」であることを明らかにしつつ、その評価構造モデルを導出した。
上武大学ビジネス情報学部紀要
第9巻第2号25~51