モンゴル国際課税税制改正の方向性について-BEPSプロジェクト提言の開発途上国への導入支援の成果モデルとして-
BEPS対抗策の有効な実施のためにはグローバルにこれに取り組む必要があることから、国際機関のみならず、わが国がその経験と知見を活かして、積極的に開発途上国にその啓蒙・支援活動を行うべきである。このたびモンゴル国は、JICAプロジェクトを通じて支援してきた筆者たちの提言に基づく国際課税税制の全面的な改正案を国会に上程するに至った。本稿は、このようなわが国の支援のひとつの成果モデルとして、当該改正案の主な内容を紹介するものである。
税理
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