わが国の納税者コンプライアンスに関する研究~ロジスティック回帰分析を用いたコンプライアンス・リスクの定量測定モデリング~
国税庁ランチ・ミーティング、税務大学校税務情報センター研究発表会
税務行政庁は納税者のコンプライアンス・リスクの適切に把握し対処することが重要であるとの認識のもと、米国内国歳入庁(IRS)が税務調査対象者を効率的に選定するために実務上活用している「選別関数(DIF)」のロジックを参考に、リスク確率を目的変数とするロジスティック回帰分析モデルを設定、申告所得税等のデータを用いて実証研究を行い、リスク要因の分析および独自の税務調査対象選定モデルの試作を行った。