「環境マネジメント・コントロール研究の意義と展望」(査読付き)
本論文は,環境マネジメント・コントロールに関連する研究成果を再検討することで,当領域全体の発展経緯における,それぞれの時代を代表する研究群の持つ意義と今後の展開可能性を明らかにすることを目的とする。先行研究は,①概念定義重視型,②公式・非公式システム統合重視型,③インタラクション重視型という3つの時代区分を経て生成・発展してきたが,本研究は,②の主張の正当性を高めるために,③の進展が重要であることを主張した。
『原価計算研究』第39巻第2号