本報告では、SDGsと企業の関係を明らかにしその上で、何れ企業の一員となっていく学生が企業においてSDGsを貫徹できるには、どのように考えればよいかを論じたものである。特に、実学としてSDGsを表出するエシカル教育を本学の実例とした。
実際、SDGsは我が国企業において浸透できているかといえば、否である。しかし、この報告で重視した点は先行する企業がまさにSDGsを実践していることであり、その先行する企業がSDGsについて他の企業を牽引する可能性を持つことなのである。
したがって、本学におけるSDGsの教育をエシカル消費教育に傾斜させ、本学の学生にエシカル消費教育を涵養させていくことは、SDGsに注力する企業の人材育成に直結する。そのため、本学のエシカル消費教育は大きな意義を持っている。
以上の点から、当報告ではそのエシカル消費教育活動のアクティブラーニングを事例とし、その可能性を論じた。
(共同報告者:今井重男)