「韓国の非居住者に対する所得税課税体系」
国際課税問題を研究していく上で基礎となるのは個人の所得税課税問題であると考えらえる、非居住者に対する課税が問題となるのは各国の税法が税源になる課税対象をできるだけ広くとらえようとしているためである。本論文は韓国における非居住者に対する所得税課税体系を日本と比較し、恒久的施設の概念、国内源泉所得課税の方法、日本の非永住者課税との関連で外国人技術者の勤労所得課税についてこれらの差異の詳細および差異から生じる問題点について論じたものである。
日本大学大学院経済学研究科大学院協議会、経世論集第30号 pp.1-22