療養型病床の閉鎖や削減により、医療サービスが必要な高齢者は施設で療養生活を送ることが多くなり、今後は、よりいっそう医療と福祉の中間施設である介護老人保健施設の役割が重要となっている。本研究では、ICFにおける「環境因子」の領域のケアについて、介護老人保健施設の実態を把握することを目的とした研究発表である。半構造化インタビューによって得られた内容を一文一義とし、「環境因子」に該当する領域のケア内容はKJ法を用いて分析を行った。「分析・考察を担当」(研究代表者:安藤邑惠、共同研究者:勅使河原隆行 他3名)