「『住みよいまち』と『行きよいまち』の接点――岐阜県高山市のまちづくりを事例に」
地域社会学会第30回大会
本報告の目的は、岐阜県高山市が「住みよいまちは行きよいまち」を掲げてバリアフリー化を進めていることに着目して、「行きよさ」と「住みよさ」が、政策上に限らず実際の障害当事者の生活上、どのように重なるかについて検討することであった。道路のバリアフリー化は車いす使用者のことを第一に考えて改修されていることから、車いす使用者にとって自在に移動することの意味を森有正の「経験」という概念を用いて説明した。