「バリアフリーのまちづくりにおける異質性の相互認容の要件―政策・技術の原理的限界を背景として―」
地域社会学会第37回大会
本報告は、道路のバリアフリーによって新たに利害対立の生じた身体障害者(肢体不自由者と視覚障害者)間の関係性のつくり方と保ち方について、互いの「異質性」の様相を明らかにすることを通して、「相互認容」へ至る要件について考察するものである。そのために、道路のバリアフリー化の結果に直接的にかかわる人々(肢体不自由者と視覚障害者)の間における関係性の保ち方の様相を、事例を用いて考察した。