「時代の変化に対応した福祉教育」
日本福祉図書文献学会第19回全国大会 基調講演
社会的な関係性における「能動的であること」のあらわれと意味について検討を行うにあたり、まず、能動性や受動性についての先行研究のレビューを行った。その際、議論の範囲を、能動性を涵養する場面を見出しやすい教育に関わる具体的な場面を想定し、いわゆる「ゆとり教育」から中央教育審議会による「アクティブラーニング」への転換の背景に、品田知美(2004)による「子育て法の転換」が関与する可能性について提示した。