「個人事業が抱える会計情報の問題について」
本稿は,個人事業が抱えている会計情報の問題点について指摘をしている。本質的な個人事業の会計情報が税法の規制や会計記録の構造の問題から不明瞭となっている。個人事業は資本と経営が未分離であると同時に店と奥が一体ないし結合されて経営を行っているため,個人事業の実態を把握するためには事業会計と同時に家計の記帳も行う必要があるという問題提起を行い、ICTを活用することで上述した問題を解決できると提言した。
『千葉商大論叢』