地方創生を実現するために必要な若手の人材育成について会計教育の見地から検討を行い、本学の会計教育の取り組みを事例として取り上げた。具体的には、本学の正課講義科目の編成、正課外の会計教育研究所「瑞穂会」の概要、地域の中小企業への業績的会計情報提供の貢献について研究した。中小企業は、業種や形態が多様であり、一定の様式の会計帳簿では経営者による円滑な記録が行えない。ICTを活用することで、伝統的な会計帳簿組織の概念を確保しながら個々の企業に利用しやすい入力(記録)形式を作成することが求められるという結論に至った。(4. ICT会計の活用例と将来展望を担当)