バドミントン競技におけるスマッシュ,クリアおよびドロップの上肢動作様式の違い
本研究では,日本トップレベルの大学生バドミントン選手7名を対象にそれぞれのスマッシュ,クリアおよびドロップ動作を3次元動作分析した。その結果,インパクト時のラケット腕側の肩関節外転角度,ラケット腕側の肩関節水平屈曲角度および,肘関節角度において有意差が認められた。 これらのことから、オーバーヘッドストロークにおいて,手の位置が低くなった場合はドロップショットを打ち,肩関節水平屈曲角度が小さい場合はスマッシュショットを打ち放つ可能性が高いということが示唆された。
コーチング学研究
第30巻2号193~204