(20022年3月31日発行予定)
共著者:柴田典子・櫻井聡・永松陽明
担当箇所:「4.仮説の検証」「5.結論」
ラグビーワールドカップ2019日本大会™において、神奈川県と横浜市は神奈川県下の子ども達および福島県の子ども達(ジュニアのラグビー選手)を、横浜開催試合のうち3試合に招待した。この招待イベントにおいて、観戦招待前と後の2回に渡り、横浜市の協力を得て、本研究プロジェクトは彼らへ質問紙によるアンケート調査を行った。
本研究はその調査結果の一部である。試合観戦前の期待に関する自由回答欄のテキストデータと、観戦後の感想に関するそれを、共起ネットワークを描画し変化を比較した。その結果、観戦後のテキスト量が多くなること、頻出するカギとなる語が変化し、より主体的な心理状態へ変化していることが見いだされた。このように、国際スポーツイベントへ子ども達を招待することの意義を子ども達の心理的変化から示した。