個人旅行客の受け入れを主とした農泊の特徴と課題-日本とイタリアの農泊の比較を通して-
本研究では個人旅行客の受け入れを行っている各地の農泊の経営の現状を明らかにした。また、イタリアのアグリツーリズモとの比較を通して、宿泊ビジネスとして農泊が普及拡大するためのポイントを考察した。イタリアのアグリツーリズモと比較してみての日本の農泊の普及拡大に向けては①宿泊施設としての質を高める客室への積極的な投資、②泊食分離の徹底と食事(特に夕食)の料金の商品化、③インバウンド客を主とした連泊型の宿泊施設へのシフト、を提示した。
千葉商大論叢