本書は、市民が訪問型生活支援サービスを提供する有償ボランティア活動をはじめる時に、あると助かる実践的な情報(マネジメントノウハウおよび各種書式)を提供するものである。
また介護・医療・地域間の協働がますます必要とされる中、こうした市民活動が今後発展していくために、支援活動や調査活動から得られた示唆を提示している。
はじめに
<第1部 社会的背景と現状>
第1章 生活支援ボランティアとは
1-1 生活支援ボランティアという取り組み
1-2 ボランティアによる望ましい生活支援サービスとは
第2章 有償ボランティアという活動スタイル
2-1 生活支援ボランティアを巡る歴史的経緯
2-2 総合事業における生活支援ボランティアの位置づけ
2-3 多様な活動スタイルのひとつとして
<第2部 生活支援有償ボランティア活動の実践ノウハウ>
第3章 マネジメントノウハウ集:利用者・支援者ケーススタディをもとに
3-1 組織のマネジメント
3-2 支援者とのかかわり方
3-3 利用者とのかかわり方
第4章 有償ボランティアとして活動するための書式集
4-1 活動年間スケジュール
4-2 活動フローチャート
4-3 各書式
<第3部 今後の発展に向けて>
第5章 生活支援ボランティア活動の発展のために
5-1 生活支援サービスの先駆的なマネジメント
5-2 生活支援サービスの提供における協働
5-3 今後の課題と方策
第6章 現場からの提言
6-1 利用者ご家族による「望ましい支援」
6-2 支援者による問題提起・提言
6-3 組織マネジメントの今後のあり方
参考文献
あとがき