再帰的近代における生の様式―「自立の強制」の批判的検討を通じて―
本研究は、現代社会における個人の「生き方」についての社会学的研究である。日本では、1990年代中頃から「自立の強制」と呼びうる現象が顕在化してきた。本研究では、この「自立」概念を批判的に検討した上で、「自立した生」という生き方が規範化されることの問題点を明らかにし、それを乗り越える方法を探った。
慶應義塾大学政策・メディア研究科