久保田進彦、松本大吾、「ブランド・リレーションシップ研究における同一化アプローチの可能性」
本研究では、久保田(2010)によって提示された同一化アプローチの有効性について経験的検証を行った。一般消費者から回収されたデータ(n=746)を用い分析を行ったところ、①ブランドとの間に同一化が生じることによって、当該ブランドに対する購買意向、推奨意向、支援意向が高まること、②同一化アプローチは比較的多くのカテゴリーに適用可能であり、③またある程度まで幅広い消費者に適用できることが明らかになった。
日本広告学会『広告科学』第52号、1~14頁。