「ウェブコミュニケーションにおける知覚相互作用性の役割とその評価―インターネット・マーケティングにおける顧客リレーションシップ構築の可能性―」
本研究では顧客リレーションシップ構築という観点から、企業と顧客との間に生じる相互作用の管理に関する議論を進めることを目的として、知覚相互作用性概念を考察した。この概念は、近年、ウェブコミュニケーション研究において実証研究が進められている。考察の結果、企業と顧客の双方向コミュニケーションの構造が明らかになった。また、その一部は知覚相互作用性概念を用いることで測定可能であるという示唆が得られた。
早稲田大学大学院商学研究科『商学研究科紀要』第68号、99~113頁。