「ロングセラーブランドの広告戦略-継続性、一貫性、適応性-」
従来、ブランド構築における広告表現戦略で語られることはトーン&マナーの一貫性を維持するという議論にとどまっており、具体性に乏しかった。本稿では、青木(1998)の議論をベースとして、広告表現戦略におけるロングセラー化の条件を整理した。さらに、3つのロングセラーブランド事例を検証することで、その条件を具体化させた。特に、広告表現要素の不変部分と可変部分を明確化したことで、従来の議論を一歩前進させた。
日経広告研究所『日経広告研究所報』258号、24~31頁。