五十嵐正毅、松本大吾、広瀬盛一、「コーポレート・コミュニケーションによる獲得イメージがコーポレート・レピュテーションに与える影響―従業員の評価、社会貢献の評価とコーポレート・レピュテーションの関係―」

本研究では、コーポレート・レピュテーションに対して特定の企業イメージが影響しうるかを検証した。実在する日本企業に対する消費者調査のデータから、「従業員の評価」と、「社会貢献の評価」が多くの業界でコーポレート・レピュテーションに影響を与えていることが明らかになった。すなわち、これらはコーポレート・レピュテーションの先行要因だと言える。また消費者の企業姿勢への敏感さと交互作用効果があることが明らかになった。

日本広報学会『広報研究』第15号、17～35頁。